グリーン更新作業(コアリング)のお知らせ

4月10日、11日にグリーンの更新作業(コアリング)を行いました
しばらくの間、グリーンコンディションでご迷惑をおかけいたしますがご理解の程よろしくお願いいたします



コアリング作業風景


コア(土壌を抜き取ったもの)を取り除いたグリーン面


その後、グリーン面に細かい砂を撒き、擦り込みます(目土作業)
スケーターをかけて表面を平らに整えます

更新作業がなぜ必要なのか?

状態の良いグリーンを傷つけ、穴をあける意味とは何なのか?
プレーヤー目線では敬遠されてしまう更新作業ですが、その必要性とは何なのか?

農作物や草木などと違い、土壌を耕すことができない芝生は、土壌のストレスを解放できないために、土壌の固結や酸素不足、透水性の低下、枯れた茎葉の堆積による過湿など、様々な要因によって徐々にですが老化してしまいます。

(土壌を耕すことのできない畑で農作物を作り続けることを想像してみてください)
(土の養分は少なくなり、作物は小さく、病気等にかかりやすくなってしまいます)

それを防ぐための手段が「更新作業」であり、その一つが「エアレーション」と呼ばれる作業です。

(噛み砕くと、農作業の耕作にあたる芝生管理作業が「更新作業」です)

「エアレーション」には、
・芝生の床土を中空のタインで土壌を抜き取る「コアリング」
・ムク(棒状)のタインでコアを抜かずに穴をあける「スパイク」の手法があります。

「コアリング」と「スパイク」を比較すると、
「コアリング」の方が効果は高いが、芝面へのダメージやパッティングクォリティ低下の影響が大きいデメリットがあります。

こうした作業を定期的に行うことにより、土壌の健全化を図り、長期にわたり良質な芝生を維持することが可能になります。

一時的にパッティングクォリティが低下することは否めませんが、継続的に芝生を維持するために必要な作業が「更新作業」です。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。